糖質オフ製品に入っている、太らない砂糖(合成甘味料)とは?
目次
1、まえがき
2、合成甘味料の種類
3、新しい概念、糖質スローオンとは?
4、あとがき
1、まえがき
健康志向で、糖質オフやカロリーゼロの製品が増えてきました。
実際、食してみると、甘み感じます。
砂糖の変わりに、太らない砂糖「合成甘味料」が入っていますね。
ある糖質オフのパンの包装紙には、「糖質何g・・・※エリスリトールの分は除く」と書かれていました。
合成甘味料とは何なのか?以下にまとめてみました。
糖質オフは半数がリバウンド!じゃあ太らない砂糖の選び方は?
砂糖に変わる太らない砂糖「合成甘味料」はどう選ぶべき?
糖質オフの大目的は二つ
(1)、カロリー制限
(2)、血糖値の急上昇を防ぐ・インスリンを防ぐ
これまで(1)、(2)を満たすために砂糖の代わりとして、様々な合成甘味料が出回っています。今回は代表的なものについて整理してみました。
2、合成甘味料の種類
【天然由来】
・エリスリトール
果実、キノコ、発酵食品に含まれる糖アルコール。カロリー0㌔㌍
「希少糖」というネーミングで使用されている場合が多い。安全性が十分に高いと国外から認証されている。(三菱化学フーズ)
・羅漢果(らかんか)
中国に自生するウリ科の植物で、これの高純度エキスとエリスリトールと合わせてカロリーゼロの甘味料「ラカント」が発売されている。(サラヤ)
樺(かば)や樫(かし)の木から抽出される原料に水素を添加して作られる糖アルコール。
カロリーは砂糖4㌔㌍に比べて31㌍。イチゴやカリフラワーなどの果物・野菜にも含まれている。虫歯予防効果が証明されているため、ガムなどに使用されることが多い。(ロッテ)
【完全なる人工合成系】
アミノ酸を結合させて化学合成される、最もメジャーな人工甘味料。
甘味の強さは砂糖の200倍のため、多くのゼロカロリー食品・飲料などに使われている。有名な商品は、「パルスイート(R)」。
砂糖に塩素分子を3個加えて製造される人工甘味料。甘味の強さは砂糖の600倍。アスパルテームなどと同様に使われる他、スナック菓子などにも入っていることが多い。(三栄源エフ・エフ・アイ)
これらの甘味料については、国が食品添加物として使用を許可しているもので、一日の摂取許容量などが決められています。ネット上では安全性の議論がされていますが、各自がしっかり情報収集をして、どうすべきかを決めていかれると良いかもしれません。
ゼロ系飲料に入ってる合成甘味料「アルパルテーム」「スクラロース」と、「エリスリトール」は、基本的に血糖値は上昇させないとされている。
最近、新たに【糖質スローオン】という考え方が提唱されはじめています。
3、【糖質スローオン】とは?
これは、糖質自体のカロリー制限をすることなく、糖質をゆっくり消化吸収させて 血糖値の急上昇・インスリンの分泌を防ぐというもの。「糖質オフ」とは違い、糖質をエネルギーとして受け入れながら、太りにくい体づくりを目指すという考え方です。
少量ずつ配合した商品が発売されています。これまで白砂糖が怖くて茶色系を渋々選んできた人にも選択肢が広がります。
スローカロリーシュガー(三井製糖)
主な特徴としては、
・消化吸収がゆっくり、血糖値が急上昇しない。
・砂糖の結合構造を変えた甘味料で、ハチミツ中にも存在。
・エネルギーは砂糖と同じ。
・虫歯の原因にならない。
4、あとがき
人工甘味料(糖アルコール+合成甘味料)に関しては色々な研究があって、「日常的にに摂るなら安全」という研究もあるが、「血糖値は上昇しないがインスリンが出る可能性がある」とか「摂りすぎると太る可能性がある」など健康に悪いかもという研究結果もあるので、砂糖よりマシだけど、摂取はほどほどにしましょう。