悪玉って本当に悪いの?勘違いされてるコレステロール!
コレステロールって聞くと体に悪いって思ってませんでしたか?
僕は思ってました。
だからできる限り摂らない方がいいと思ってましたが、糖質制限ダイエットを調べてると、実は体に良い働きをしてくれてることがわかりました。
もちろん、摂りすぎは体に悪いですよ。適度にね。
血糖が血管をキズつけ、コレステロールが治している。
目次
1、コレステロールは良い?
2、コレステロールって何?
3、悪玉は悪いの?
4、摂りすぎには注意。
1、コレステロールは良い?
脂肪(脂質)は細胞膜や内分泌ホルモンの材料となるもの。
特に脂質の一種である『コレステロール』は、キズついた血管を修復する役目があります。
ボロボロの血管を調べるとコレステロールがいっぱいいる。←悪いイメージ
コレステロールは、血糖の増減で血管がキズついたのを治してるだけ。
HDL(善玉)コレステロール
LDL(悪玉)コレステロール の二種類がある。
肝臓から出ていくのがLDL(悪玉)コレステロール
肝臓に戻ってくるのがHDL(善玉)コレステロール
出ていくということは、今から抹消の血管を修復するわけで、すなわち血管にダメージがある証明。
だから検査で『LDL(悪玉)コレステロール』の値が高いとあまり良くないとされている。
悪いのはコレステロールではなく、血糖である。
血糖が血管をキズつけ、コレステロールが治している。
2、コレステロールって何?
コレステロールは細胞膜の材料になる成分で、体内にある4つの脂質のうちのひとつです。
4つの脂質
エネルギー源として使われる脂質
中性脂肪 (貯蔵用)
脂肪酸 (燃焼用)
細胞膜を作っている脂質
リン脂質
全身の細胞膜の成分として利用され脳の構成成分の60%がコレステロールと言われていて、これなしには生きられないというくらい大事な成分です。
大事な成分なのですが、血液中に増えすぎると健康に悪影響を与えることから生活習慣病の基準値のひとつとしてメタボ判定に使用されています。
肝臓で合成される。 約80%
食べ物から摂取する。 約20 %
食事からも摂取されますが、それよりも遥かに多い量が肝臓と小腸で合成されています。 本来、善玉も悪玉もない、両方とも必要不可欠で健康の見方なのです。
HDL、LDLとも体に必ず必要な重要な物質です。悪玉と言われるLDLは肝臓から体内で必要とする箇所にコレステロールを運ぶときの姿で、善玉と言われるHDLは各細胞から余ったコレステロールを再び肝臓に戻し、胆汁やホルモン、LDLとして再利用できるようにしている時の姿です。
コレステロール値が高いという時には、まずは活性酸素対策が最重要課題で、また余分なコレステロールが効率よく排出されるようにレシチンや食物繊維、ビタミンCを多く摂取しなければならない、ということになります。
通常、老廃物は腎臓で処理され、尿から排出されますが、不要となったコレステロールは油溶性のため、腎臓では処理 されず、胆汁に混ぜて排出されます。
せっかく排出されても、食物繊維がなければ腸で再吸収されてしまいます。コレステロールを胆汁酸に変換するには、ビタミンCがなくてはなりません。
さらに、適度に運動をして、新陳代謝を高めて、作られたコレステロールの使われる量を増やしてやる必要もあります。せっかく作られても、あまり利用されず、捨てられる量が多いと、一時的に蓄えられる胆嚢で結石の原因ともなります。
3、悪玉は悪いの?
肝臓で合成されたコレステロールは血液の中を全身に運ばれて利用されるのですが、これから使われる新しいコレステロールが悪玉とされているLDLコレステロールです。
この時点ではちっとも悪玉ではないのです。
血液中のLDLが全部使われれば問題ないのです。
が、 使い切れずに血液の中に留まり続けると酸化されて血管内に付着し動脈硬化などを引き起こすため、悪玉コレステロールと言われるようになったのです。
一方、HDLコレステロールは、細胞膜などとして使われた後、古くなって回収されたコレステロールのことを言います。
古いものがしっかり回収されるということは細胞の新陳代謝がうまくいっているということですからHDLコレステロールは善玉と呼ばれ、数値が高いほうがいいと言われています。
悪玉コレステロールなどと言われ悪者扱いにされていますが、LDLコレステロールは、リン脂質とともにわたしたちの身体を構成する60兆個もの細胞膜をつくっている重要な脂質です。コレステロールは全身に使われているのです。
また、女性ホルモンや男性ホルモンなどの材料にもなります。
そのため、不足しては困る成分です。
血管内に増えすぎたLDLコレステロールは酸化され血管内に付着して血栓となり血管壁を厚くします。これが動脈硬化につながり、血栓が何かのきっかけではがれて血管に詰まってしまうと、心筋梗塞や脳梗塞などの生命にかかわる症状を引き起こします。
LDLコレステロールが基準値よりも高い人は下げる努力が必要となります。
4、摂りすぎには注意。
コレステロール値が高いと心筋梗塞や狭心症が増える傾向があります。
反対に、これより低い場合は、脳卒中やガン、肺炎といった病気が増える傾向にあるようです。
コレステロールは人体のさまざまな材料として使われ、本来必要不可欠のものです。
血管壁にキズが付いていないかぎり、数値がある程度高くても動脈硬化などは心配ないと思います。血管壁にキズがつくのは、やはり活性酸素が関係していると思います。
最近の長寿者を調査した研究では、コレステロール値は210~239㎎/dlが長寿の数値であるようです。